こんにちは!

全国オンライン型の結婚相談所「婚活サロンテマリアージュ」の婚活コンサルタントしもです。

先日、厚生労働省が「令和2年(2020)人口動態統計」を発表しました。

「人口動態統計(じんこうどうたいとうけい)」とは、日本の人口増減を表す統計データで、厚生労働省が経年的に出生・死亡・死産・婚姻・離婚の数を集計しています。

普段、結婚したいとがんばっている方々と一緒に活動していますから、結婚相談所の婚活コンサルタントとしては、このデータを見ていろいろ考えました。

コロナ時代に私どものような結婚相談所は、会員様にどんな風に寄り添っていけばよいか、どんな風に考えてもらえばいいかを考える機会になりました。

そこでこの記事では、「令和2年(2020)人口動態統計」の結婚に関わるデータを解説しながら、結婚に焦りや諦めがある婚活中のみなさまにお伝えしたいことをまとめていきます。

この記事を読んでいただくと、「コロナ禍だけど婚活がんばろう!」と思っていただけると思います。

「令和2年(2020)人口動態統計」にみるコロナ禍の結婚・出産

まずは、「令和2年(2020)人口動態統計」の概数について、報道発表資料からご紹介しますと、以下の通りです。

出生数は、840,832人で過去最少 (対前年24,407人減少)

合計特殊出生率は、1.34で低下 (同0.02ポイント低下)

死亡数は、1,372,648人 で11年ぶりの減少 (同8,445人減少)

自然増減数は、△531,816人で過去最大の減少 (同15,962人減少)

婚姻件数は、525,490組で戦後最少 (同73,517組減少)

離婚件数は、193,251組で減少 (同15,245組減少)

出典:厚生労働省『令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況:報道発表資料』https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/gaikyouR2houdou.pdf

まず、全体の人口増減について見ると、死亡者数から出生数を引いた値が自然増減数なのですが、令和2年度は過去最高で、531,816人減少。

1年で、鳥取県の人口(551,402人:2021年4月1日現在)に匹敵するぐらいの人数が減ってしまったということですね~。。。

死亡数は減少しているのですから、やっぱり出生数が減少していて過去最少だったことが大きく影響していますね~。

それでは、統計データをさらに掘り下げて、2020年コロナ禍の結婚と出産はどんな状況だったのかをご紹介したいと思います。

「令和2年(2020)人口動態統計」出生数から見るコロナ禍の出産

2020年コロナ禍の出産はどんな状況だったのかは、「人口動態統計」の「出生数」から見えてきます。

2020年の出生数は、84万832人で、前年の86万5239人より2万4407人減少し、出生率(人口千対)は6.8で、前年の7.0より低下しました。

2020年にはコロナの影響は出生数には表れていないと思いますが、今後はさらに低下する恐れがありますね。

日本では、結婚しないと子どもを持たない傾向があるので、後で解説する婚姻数の減少や先送りが多いに影響しそうです。

そして、コロナ感染リスクが高まっていた2020年以降は、子どもを持つことを先送りしている夫婦もそれなりにいらっしゃっるのではないかと思います。

例えば、出産前の妊婦検診や出産そのもので通院・入院した時の感染リスクや、ワクチン接種が可能となった場合の副反応や胎児への影響、産後の乳児への感染リスクや母乳への影響など、いろんな不安要素が頭をよぎりますよね。

いろんなことを考えると、昭和41年(1966年)の「丙午(ひのえうま)」の時のように、コロナ禍では、子どもを産み控えるというご夫婦が少なからずいらっしゃっるのではないかと推測します。

それから、コロナ禍で雇用環境が不安定になったことも子どもを持つ選択を揺るがす大きな要因ではないかと思います。

これまで順調に業績を伸ばしていた会社や業界で、突然仕事がなくなったり、リストラが行われたりすれば、違う業界であったとしても将来子どもを育てていくことへの不安を抱いてもおかしくありません。

とはいえ、これまでも減少傾向であったと言われればそうですから、コロナによって出生数減少に拍車をかけてしまう恐れがありますね。

それからもうひとつは、これまでもそうですが、婚姻数の減少が出生数減少に直接影響してくると思います。

そのほかに、「令和2年(2020)人口動態統計」では、母の年齢(5歳階級)別出生数が発表されていますが、45歳以上で前年より増加し、44歳以下の各階級では減少していることもわかりました。

また、合計特殊出生率は1.34で、前年の1.36より低下していました。

それにしても、45歳以上では増加していたとは、素晴らしいですね!

だからといって、45歳以上でも大丈夫というわけではないでしょうから、お子様を希望される方には引き続きできるだけ早い年齢でのご結婚をおススメします。

そんなことを意識してか無意識かはわかりませんが、実際に、「令和2年(2020)人口動態統計」でも、平均初婚年齢は夫31.0歳で前年の31.2歳より低下し、妻は29.4歳で前年の29.6歳より低下しているそうです。

このことは喜ばしいですね。

大事なのでもう一度言いますが、お子様を望むなら、やっぱり適切な時期に早めに結婚しておくことをおススメします!

「令和2年(2020)人口動態統計」婚姻数から見るコロナ禍の結婚

さらに「人口動態統計」の「婚姻数」の詳細を見ていくと、2020年の婚姻件数は52万5490組で、前年の59万9007組より7万3517組減少し、婚姻率(人口千対)は4.3で、前年の4.8より低下していました。

出産と同じように、すでにお相手のいる恋人同士が、結婚式やご家族とのお顔合わせがしづらい状況でご結婚を先送りしたという方々もいらっしゃると思います。

それから、お仕事や雇用の影響も考えられます。

また、お相手のいない方々にとっては、コロナで出会いが極端に減ってしまい、婚姻、出産以前に、結婚したくてもお相手と知り合う機会がなくなった、知りあっても交際に進めることがさらに難しくなったということもあると思います。

こんな状況でも、というよりも、こんな状況だからこそ、未婚者は結婚したいお気持ちが強くなっているという調査報告もあります。以前に当ブログでご紹介しました。↓

この報告では、コロナ感染の影響で「もともと恋愛や結婚したいと思っていた人の気持ちはむしろ高まった!いずれ結婚したい意向も高まった!」ということでした。

また、「2020年人口動態統計」をもとに2021年6月に日本経済新聞社が調査会社を通じて20~40代の未婚男女1000人対象に実施した結婚についての調査(以下、「未婚男女1000人・日経調査」)でも、結婚願望が強まった人が弱まった人を上回ったとのことです。

その理由は、以下のようなことでした。

結婚願望が出てきた理由(複数回答)として最も多かったのは「2人のほうが健康面で何かあったときに安心」(48.6%)。一方で願望がなくなった理由は「コロナの影響で収入が減り、結婚して生活していけるか経済的に不安になった」(39.3%)が最多だった。特に男性では47.4%が経済的不安を挙げた。

出典:日本経済新聞社「コロナ下の結婚増には…未婚5割が「雇用安定」求める:未婚男女1000人・日経調査」WOMAN SMARTキャリア. https://style.nikkei.com/article/DGXKZO73014800Y1A610C2TY5000/

いずれにしても、出産、結婚共通の懸念材料は「雇用の不安定さ」が影響しているようです。

コロナ禍の結婚・出産に必要な視点

つまり、コロナ禍では、今まで以上に将来への不安が大きくなったことを背景に、想像以上に結婚や出産が減少したという結果が「人口動態統計」の数値に表れていると言えます。

実際に先ほどの「未婚男女1000人・日経調査」によると、「コロナ禍の収束が見通せないなかでも結婚する人が増えるにはどんな支援が必要か」という質問に対して、以下のグラフのような回答が寄せられたそうです。

日本経済新聞社によるマイボイスコム結婚についての調査

出典:https://style.nikkei.com/article/DGXKZO73014800Y1A610C2TY5000?channel=DF130120166018

 

このグラフを見ると、男性よりも女性の方が経済的な不安や働く環境への不安が大きいことがわかります。

私自身は、結婚しても出産しても婚姻関係やお互いの健康が保証されているとは限らないし、夫婦で役割分担するよりもリスク分散した方が安心と考え、自分も経済的に自立していたいという思いもあって共働きを選択しました。

それが現代では、否応なく女性に産むことと働くことを期待する社会の構造がより一層女性の経済的不安を増長し、結婚や出産を躊躇させているのではないかと感じます。

それだけ、男性ももちろんですが、女性も社会で精一杯がんばって活躍していて、その結果、結婚や出産が遅くなっていたり、思う時期に結婚できていなかったりするんだと思います。

本当に、婚活世代のみなさんは男女ともにとてもがんばっていらっしゃるんですよ!

だからこそ私は、日頃お仕事などで一生懸命がんばっていて「良い方がいれば結婚したい」と思っている方々に寄り添いたいという想いでお仕事をしているんだ!と改めて思いました。

このことを踏まえて、結婚したいお気持ちがあるみなさまにお伝えしたいのは以下の3つのことです。

1.コロナ禍でも安心安全な婚活場所は結婚相談所

あまり知られていないかもしれませんが、結婚相談所であれば、マッチングアプリや結婚情報サービスとは違って独身の真面目に結婚を考えている方との質の高い出会いの機会を提供できます。

システムでのお相手探しに加え、オンラインお見合いもセッティングからお引き合わせもさせていただきますので、安心して異性と出会うことが可能です。

仲人型の結婚相談所であれば、交際やご成婚へのひとつひとつのプロセスを一緒に考えながら二人三脚で進めていきます。

2.コロナ禍でも結婚を望むなら急ぎましょう!遅くなればさらに経済的不安が深刻に

コロナ禍で自分と向き合う時間が増え、お一人よりも二人で過ごしたいと考える人が多くなったというデータがあります。

それならば、コロナが収束するまで待っている時間がもったいない!

一人よりも二人の方が経済的不安は半減するのではないでしょうか。

ご結婚が遅くなると、出産の可能性が低くなったり、子どもが成人するまでの経済的負担についてかえって不安が増すと思います。

若いからこそできることがたくさんあるのでは?

今日が一番若い日。

3.何事もチャレンジ!

ご結婚したいお気持ちがあるなら、やらない後悔は後々禍根を残します(笑)

とりあえず、小さなことからチャレンジしてみてはいかがでしょう?

これから先の誰にも分らない不安に囚われて生活するよりも、今できることをやってみませんか?

いつもがんばっているあなたならできるはずです!

まとめ:コロナ禍の結婚・出産に焦り・諦めがある人に結婚相談所ができること

この記事では、厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計」と日本経済新聞社「未婚男女1000人・日経調査」をもとに、2020年コロナ禍の結婚・出産の状況について解説し、私見を述べました。

  • 2020年コロナ禍の結婚数・出生数ともに減少。出生数は戦後最少。
  • 平均初婚年齢は男女ともに低下。
  • 出産、結婚共通の懸念材料は「雇用の不安定さ」
  • 否応なく女性に産むことと働くことを期待する社会の構造がより一層女性の経済的不安を増長し結婚や出産を躊躇させている

私自身も働きながら家庭生活を送ってきましたし、女性が男性と同じように仕事をしていく中で辛い経験もたくさんしてきました。

そういう経験者の立場と、今はキャリアコンサルタントという立場から、婚活中のみなさまへのお相手と出会うまで、出会ってから、ご結婚に至るまで、ご結婚してからも、物事の考え方や捉え方、その人らしい人生の選択について、客観的な視点でアドバイスしたり、一緒に問題解決の糸口を見つけたりできると思います。

よく名前を聞く大手の結婚相談所や、オンラインシステムだけで人が介入しない結婚情報サービスなどにはない、おひとりおひとりの想いやご不安に寄り添ってご成婚を目指す、仲人型の結婚相談所である当サロンの強みです!

そう思いながら、コロナ禍で結婚や出産に焦り・諦めがある方、コロナ禍でも婚活を考えている方に以下の3つのことをお伝えしました。

1.何事もチャレンジしてみましょう!
2.コロナ禍でも結婚を望むなら早いに越したことはありません。
3.結婚相談所ならコロナ禍でも安心安全な出会いの機会を提供できます!

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