最近は、婚活サービスがいろいろあり、「婚活ビジネス急成長!」などと言われています。
婚活をしている人にとっては、嬉しい時代ですね。
私が数十年前に婚活をしていた時には、せいぜい結婚相談所があったみたいで(笑)、一度だけステキなおばさまから卒業者名簿をご覧になったとお電話いただいたことがありました。
そう思うと、今は選択肢が多くてうらやましい気がします。
でも、人によっては、「選択肢が多すぎて何を選べばいいかわからないんですよね」ということもあるかも。
実際、婚活サロンを経営している私からしても、どんどんいろんなサービスが出てきて、どう違うのか、どんな人がどんなサービスに向いているのか、わからなくなってきています。
そして、インターネット上の情報を見ても、定義がはっきりしておらず、いまいちわからないことが多い気がします。
そこで、この記事では、最近の婚活サービスについて、その定義や違い、どんな人に向いているのかをまとめてお伝えしようと思います。
目 次
おうちで婚活応援!ネット婚活サービスの種類:婚活アプリとは?結婚情報サービス(データマッチング)とは?
ひとことで「婚活サービス」と言っても、いろんなものがありますね。
私ども「結婚相談所(婚活サロン)」も「婚活サービス」のひとつになります。
他には、「婚活パーティー」や「街コン」も存在します。
そして、最近よく耳にするし、すでに何年も前から市民権を得ている「婚活アプリ」と呼ばれるものが「婚活サービス」の同義語として使われているように思います。
「マッチングアプリ」や「出会い系アプリ」とは違うのでしょうか?
さらに、データマッチング型の「結婚情報サービス」と呼ばれるものも存在します。
現在、新型コロナウイルスの影響で、「結婚相談所」や「婚活パーティー」もオンライン化が進んでいますが、この記事では、それ以外の、従来からインターネットを通じて行われてきた「ネット婚活」「オンライン婚活」と称される「婚活アプリ」と「結婚情報サービス」について解説しようと思います。
「婚活サービス」に関する用語の定義:結婚相談所・婚活パーティー・結婚情報サービス・婚活アプリ
ここでいくつか挙げた「婚活サービス」に関する用語は、はっきりと定義されているものはみつけられなかったので、この記事の中で、私なりの定義をしておこうと思います。
まず、現在、世の中で広く行われている婚活サービスは、大きく分けて4種類です。
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- 結婚相談所
- 婚活パーティー
- 結婚情報サービス
- 婚活アプリ
それぞれ、少し説明しておきます。
結婚相談所(婚活サロン・仲人業)
結婚相談所とは、
三省堂『大辞林』では、
結婚の仲立ちや、結婚に関する各種の相談に応ずる機関
小学館『デジタル大辞泉』では、
独身者どうしを引き合わせ、結婚の仲立ちをする所。民間企業が経営するもののほか、自治体などが設置するものもある
小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』では、さすが!百科事典ですね。もう少し詳しいです。
結婚相手を仲介する機関で、以前から市区役所などの公的機関に相談所が置かれていたが、昨今は民間の一つの企業として、営利を目的とした相談所が盛んになっている。申込み資格は、男性は大学卒、女性は高校卒以上と学歴を重んじるところもあれば、まったく学歴を問わないところもある。履歴書、写真、戸籍謄本、住民票、入会申込金を添えて申し込み、会員になる。近年の民間企業の一例としては、会員が希望条件を書類に記入するとコンピュータにインプットし、詳細な要因分析でチェック、全会員のなかから適合性のある理想の相手をコンピュータが選び出し、相手の同意を得て、カウンセラー立会いの見合い、交際へと発展する。[安部弘之]
まあ、「戸籍謄本」までは求められませんけど、だいたい合っています(笑)
そして、「結婚相談所」は、昔からある「仲人(なこうど)」さんが元々の形で、「仲人業」とも言われています。
この「仲人さん」を調べていくと、現代の状況と照らし合わせるととても興味深く、研究心が湧いてきますが、この記事では詳しく述べずにまた別の記事でまとめようと思います(笑)
そして、当サロンは、従来からある「結婚相談所」という業態で営業していますが、「ゆったりとした優雅な気持ちで婚活に取り組んでほしい」という想いから、「婚活サロン」と名乗っています。
というわけで、結婚相談所を定義すると、
結婚相談所とは
行政機関や民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、結婚の仲立ちや、結婚に関する各種の相談に応ずる機関。「婚活サロン」や「仲人業」と同義。
婚活パーティー(カップリングパーティー・お見合いパーティー)
「婚活パーティー」は、最近はよく聞かれる言葉だと思っていましたが、辞書には載っていませんでした。
そう言えば、一昔前は「お見合いパーティー」と呼ばれていました。
「Wikipedia」では、「カップリングパーティー」の項目で、こう定義されていて、そう言えばそうだったなと思いだしました。
結婚または交際を希望する男女が一堂に会してカップル成立を目指すパーティーであり婚活の一種である。テレビ番組「ねるとん紅鯨団」を原型として全国に広まったことから、ねるとんパーティー、婚活パーティー、お見合いパーティー、恋活パーティーとも呼ばれる。
婚活パーティーの形式や方法なども奥が深く、参加するときのコツや、婚活の方法としてのメリットデメリットなどもありますので、こちらもまた別の記事で書きたいと思います。
一応(笑)、定義しておきますと、
婚活パーティーとは
婚活の方法の一つとして、たいていは結婚相手を求めている独身の男女を対象に、行政機関や民間事業者が主催する、男女が一堂に会してカップル成立を目指すパーティー。カップリングパーティー、ねるとんパーティー、お見合いパーティー、恋活パーティーとも呼ばれる。
結婚情報サービス
そして、この「結婚情報サービス」は、なかなかわかりづらい言葉ですね。
個人的には、「結婚相談所」「婚活パーティー」なども広義の「結婚情報サービス」と言えなくもないと思います。
でも、婚活業界では全く別物として、「結婚情報サービス」というカテゴリが存在しています。
ある意味、業界用語であると思います。そのため、余計に、一般的にはわかりづらいですよね。
それでは、婚活業界の業界用語「結婚情報サービス」とはどんなものでしょうか?
Wikipediaでは、
結婚情報サービスは、結婚したいと考えている男女の個人情報を提供するサービスを行う業態のこと。
最近の結婚相談所の多くは、「結婚情報サービス」としての「結婚したい男女の個人情報を提供するサービス」も行っています。
婚活業界での「結婚情報サービス」は、「結婚したいと考えている男女の」というところが重要です。
「結婚したいかどうかわからない人」ではなく、「真剣に結婚したい人」を対象にしているということで、独身証明書や住民票などの必要書類を提出することを前提として、情報を提供するサービスとなります。
そして、このサービスは、インターネットを通じて行われ、「データマッチング」「データマッチング型」「データマッチングサービス」とも呼ばれます。
そして、次の「婚活アプリ」とも重なる部分があります。
違いは、「真剣に結婚したい人」を対象としているかどうかだと思います。
さらに、「結婚相談所」との違いは、主にインターネットを通じて行われるということ、「仲立ち」や「相談」などのサポートの有無、手厚さの違いかと思います。
詳しくは後述しますが、結婚情報サービスを定義しますと、
結婚情報サービスとは
民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、個人情報を提供し、情報交換を仲介するインターネット上のサービス。データマッチング、マッチングサービスとも呼ばれる。
婚活アプリ
というわけで、最後になりましたが、「婚活アプリ」は、現代の婚活の手段としては最も一般的になっていると言える「婚活サービス」です。
現代の婚活市場、男女の出会いをけん引しているサービスと言っても過言ではありません。
もともと、インターネットが普及するなかで、男女の出会いをあっせんする「出会い系サイト」や「出会い系アプリ」が登場してきました。
当初は、婚活というよりも恋活目的がほとんどで、「身バレ(自分自身の個人情報が明らかになること)」の危険性があることから、婚活に使うには抵抗がある、むしろ婚活とは馴染まないというイメージがあったようです。
さらに、当時は、まだ合コンやパーティー、友達や知人の紹介という婚活の手段が一般的で、職場などでもセクハラやパワハラなどと言われない雰囲気の中で、同僚との親睦を深められた時代だったため、アプリに頼る必要がなかったとも考えられます。
ところが近年では、実名主義のFacebookやその他のSNSの利用が盛んになり、インターネット上で個人情報も含めた情報提供に当時ほどの抵抗がなくなったことも追い風となり、「みんなが使う手段」として、「婚活アプリ」が受け入れられるようになっています。
このような背景があり、
「婚活アプリ」とは、「マッチングアプリ」「デートアプリ」「婚活サイト」「マッチングサイト」などとも同義として使われています。
「マッチングアプリ」の中には、いろんな種類があり、恋人を求める人を対象とした「恋活アプリ」や、パパ活したい女性を対象とした「パパ活アプリ」まであるそうです。
「本人確認」をするサービスもあるようですが、明確に「出会い系アプリ」などとの線引きも難しいのが現状のようです。
このような状況から、婚活業界では、「真剣に結婚したい人」を対象にしている「データマッチングサービス」である「結婚情報サービス」と、手軽に誰でも始めやすく男女の出会いを目的とした「婚活アプリ」とを区別して捉えています。
というわけで、線引きが難しいため、少し広義にはなりますが、あえて当ブログでの定義としましては、こんな風にしておきます。
婚活アプリとは
民間事業者が、出会いを目的とした男女を対象に、個人情報を提供するインターネット上のサービス。「マッチングアプリ」「マッチングサイト」「婚活サイト」「デートアプリ」「出会い系アプリ」とも同義。
おうちで婚活応援!ネット婚活サービスの2大挙党:結婚情報サービスと婚活アプリ
それぞれの婚活サービスを定義しましたが、現代の婚活サービスとしては、
「結婚情報サービス(データマッチング)」と「婚活アプリ(マッチングアプリ・婚活サイト・出会い系アプリ)」が婚活の2大挙党となっています。
結婚情報サービスとは
民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、個人情報を提供し、情報交換を仲介するインターネット上のサービス。データマッチング、マッチングサービスとも呼ばれる。
婚活アプリとは
民間事業者が、出会いを目的とした男女を対象に、個人情報を提供するインターネット上のサービス。「マッチングアプリ」「マッチングサイト」「婚活サイト」「デートアプリ」「出会い系アプリ」とも同義。
いやいや~。どちらも似てますね~(笑)
実は、この二つをまとめて「ネット系婚活サービス」*と総称されます。
そして、最新の「婚活実態調査」*においても、以下の通り、その利用が増えていることが明らかになっています。
2018年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人は12.7%と過去最高に。中でもネット系婚活サービスを通じて結婚する割合の増加が特徴的。
さらに、年代別に、利用している婚活サービスを調査したデータ*では、以下の通り、若い人ほどネット系婚活サービスを利用している割合が高かったそうです。
婚活サービスごとに性年代別の利用経験割合をみると、20代・30代で男女ともネット系婚活サービスが他の婚活サービスと比較し高い。一方で、40代の女性においては、婚活パーティ・イベントの利用経験割合が他のサービスと比較し高い。
*「婚活実態調査2019(リクルートブライダル総研調べ)
それでは、もう少し、この「ネット系婚活サービス」の「結婚情報サービス」と「婚活アプリ」のそれぞれの特徴をご紹介していきますね。
結婚情報サービス(データマッチング)の特徴
「結婚情報サービス」とは、実際は「婚活アプリ」に近いサービス形態のものと、「結婚相談所」に近いサービス形態のものが存在します。
さらに、その両方のプランを兼ね備えている「結婚情報サービス」もあります。
具体的に、「結婚情報サービス」の企業名を挙げると、例えばこんなサービスになります。
- パートナーエージェント
- O-net(オーネット)
- ノッツェ
- ツヴァイ
「結婚情報サービス」の特徴を挙げると、
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- 月額会費制、入会金・登録料なども必要、成婚料が必要な場合もある
- 独身証明書、収入証明書など、必要書類をある程度取得している
- たいていは大手企業がシステマティックに運営している
- 広告が多く、知名度が高いため安心感がある
- データマッチングが最大の強み
- 会員自身の行動力が必要とされる
- サポートがある場合もあるが、コンサルタント(カウンセラー・コンシェルジュ)一人当たりの担当会員が大人数である
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その結果、「結婚情報サービス」のユーザーの方からお伺いするお悩みとしてはこんなことがあります。
- お見合いまで至らない
- お見合いやデートまで進んだが、どうしたらいいかわからない
- 次のステップに進みにくい
したがって、「結婚情報サービス」はこんな人に向いていると考えられます。
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- 真剣に活動している良質な独身の人との出会いを求めている
- ある程度の費用は未来のパートナーを探すための投資と考えている
- 自らお相手を選び、自力で活動できる
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婚活アプリ(マッチングアプリ・婚活サイト)の特徴
そして、「婚活アプリ」は、ホントに今、多種多様なものがあります。
その数は、100をゆうに超えると言われています。
そして、「婚活アプリ」だけをまとめて比較したり、おススメしたりするサイトも多数存在していて、何を信じていいのかわからないほどです(笑)
具体的に、よく聞く「婚活アプリ」には、こんなものがあります。
- ペアーズ(Pairs)
- Omiai
- マッチドットコム
- with
- タップル誕生
- ブライダルネット
- ゼクシィ縁結び
「婚活アプリ」の特徴を挙げると、
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- ユーザー数が多い
- アプリ自体が婚活目的とは限らず、恋活、パパ活などを目的としたサービスもある
- ユーザーの利用目的も婚活だけでなく幅広い
- ユーザーの年齢層は幅広いが、若い人の割合が高い
- 費用は低価格、完全無料の場合もある
- 初期費用は無料や低額で、利用に応じて課金されるポイント課金制のアプリもある
- ユーザーの真剣度が高いほど料金も高い
- 利用に必要な書類は本人確認のみ
- 広告が多く、ユーザー数も多く、知名度が高いため、「みんなが使っている」という安心感がある
- ユーザー自身の行動力が必要とされる
- 場合によって利用が長期間になることがある
-
その結果、「婚活アプリ」のユーザーの方からお伺いするお悩みとしてはこんなことがあります。
- 信頼性が不安
- お見合いまで進んだが、お相手が現れなかった
- デートまで進んだが、どうしたらいいかわからない
- 次のステップに進みにくい
- 若い人が多く、ある程度の年齢にとってはマッチングが難しい
- お相手の条件がよくわからない
- 本当に安いのかわからなくなってきた
したがって、「婚活アプリ」はこんな人に向いていると考えられます。
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- 手軽に始めたい
- 費用はできるだけかけたくない・かけられない
- 周りの人がやっていることを同じようにやりたい
- できるだけたくさんの人の中からたくさんの人と出会いたい
- すぐに結婚したいわけではない
- 自らお相手を選び、自力で活動できる
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【おうちで婚活!】婚活サービス早わかり!ネット婚活ツールのまとめ
この記事では、たくさんある「婚活サービス」を4種類に分類し、それぞれの違いと特徴をご紹介しました。
それぞれの定義をもう一度おさらいしておきますね。
婚活サービスの定義一覧
サービス | 定 義 |
結婚相談所 | 行政機関や民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、結婚の仲立ちや、結婚に関する各種の相談に応ずる機関。「婚活サロン」や「仲人業」と同義。 |
婚活パーティー | 婚活の方法の一つとして、たいていは結婚相手を求めている独身の男女を対象に、行政機関や民間事業者が主催する、男女が一堂に会してカップル成立を目指すパーティー。カップリングパーティー、ねるとんパーティー、お見合いパーティー、恋活パーティーとも呼ばれる。 |
結婚情報サービス | 民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、個人情報を提供し、情報交換を仲介するインターネット上のサービス。データマッチング、マッチングサービスとも呼ばれる。 |
婚活アプリ | 民間事業者が、出会いを目的とした男女を対象に、個人情報を提供するインターネット上のサービス。「マッチングアプリ」「マッチングサイト」「婚活サイト」「デートアプリ」「出会い系アプリ」とも同義。 |
そして、特に、「ネット系婚活サービス」と呼ばれる「結婚情報サービス」と「婚活アプリ」の違いと特徴、どんな人に向いているかをまとめました。
「ネット系婚活サービス」も、もう一度表にまとめてみます。
ネット系婚活サービスの特徴
結婚情報サービス | 婚活アプリ | |
定義 | 民間事業者が、真剣に結婚相手を求めている独身の男女を対象に、個人情報を提供し、情報交換を仲介するインターネット上のサービス。データマッチング、マッチングサービスとも呼ばれる。 | 民間事業者が、出会いを目的とした男女を対象に、個人情報を提供するインターネット上のサービス。「マッチングアプリ」「マッチングサイト」「婚活サイト」「デートアプリ」「出会い系アプリ」とも同義。 |
特徴 |
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お悩み |
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向いている人 |
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最近の婚活サービスの違いについておわかりいただけたでしょうか。
今は、新型コロナウイルス感染予防対策として、「おうちで過ごす」「Stay Home」が求められています。
こんな時に、婚活中のみなさまにとっては、いつも以上に不安が増すのではないかと思います。
結婚相談所(婚活サロン)を営む者としては、こんな時期にこそ、従来の固定観念にとらわれずに、あらゆる「おうち婚活」を検討してみられたらいいのではないかと思っています。
そのための情報としてこの記事がお役に立てれば幸いです。
そして、
婚活サロン テマリアージュでは、婚活中のみなさまに、オンラインで安心安全にご縁をプロデュースさせていただきます!
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